懐かしのホットスパーについて調べていたら、海外でまだ営業している噂を耳にしました!
「ホットスパー」という名前の店舗は海外にも存在しないのですが、元となったSPARブランドは世界48カ国以上で大活躍していることが判明しました!
1. ホットスパーはホントに日本から消えたの?
ホットスパーは日本から姿を消しています。
最後まで残っていた北海道スパーも2016年8月末でスパー本部との契約を終了し、日本国内から完全撤退となりました。
1985年3月に関東地域スパー本部がコンビニ業態として「ホットスパー」の名前を使い始めてから、全盛期には1750店舗まで拡大していたんです。
しかし2007年頃から徐々にココストアへの転換が始まり、2008年には既存店419店舗がココストアに切り替わりました。
石垣市では1987年に開店した「ホッパー」の愛称で親しまれた店舗も、2013年に28年6カ月の歴史に幕を閉じています。
2. SPARは海外でどのくらい展開してるの?
一方、SPAR自体は世界最大の食品小売チェーンとして現在も絶好調です!
オランダのアムステルダムに国際本部があり、2025年時点で48カ国以上の地域で13,800店舗以上を展開しています。
海外では日本のコンビニエンスストアに近い業態の店舗を「SPAR Express」などの名前で運営しているとのことです。
特にヨーロッパを中心に、ガソリンスタンド、空港、駅などの立地で小型店舗として活用されています。
主要国での展開規模ですが、
・イギリス:2190店舗
・スペイン:1435店舗
・オーストリア:1511店舗
・イタリア:1417店舗
・南アフリカ:1094店舗
これらの数字を見ると、日本から撤退したとは思えないほどの規模感ですね!
3. 2025年のSPAR最新展開状況は?
2025年に入ってからもSPARの勢いは止まりません。
毎日1470万人以上が利用する巨大チェーンとして、積極的な店舗拡大を続けています。
特に注目なのは、ポルトガルでは2025年最初の2か月だけで6店舗も新規オープンしたことです。
スペインでも地方の小さな町での出店が続いており、地域密着型のサービスを提供している様子が伺えます。
1. スロベニア:セブニツァの店舗を近代化リニューアル
2. アルバニア:店舗ネットワークの継続的拡大
3. ハンガリー:250万ユーロを投資した新スーパーマーケット
4. クロアチア:ドゥゴポリエに31の新雇用を創出する新店舗
オランダ本国でも2025年までに現在の455店舗から1000店舗への倍増を目指すという野心的な計画を発表しています。
4. ホットスパーとSPARの関係性は?
実は「ホットスパー」は日本独自のブランド名でした。
国際的なSPARチェーンが日本進出する際に、各地域本部によって「ホットスパー」という名前が採用されたということです。
つまり、ホットスパーはSPARの日本版だったわけですが、完全に日本オリジナルの名称だったため、海外には「ホットスパー」という名前の店舗は存在していません。
海外では「SPAR」「SPAR Express」といった名前で展開されています。
スペインのレオン県にあるセサモという人口わずか300人の小さな町でも、2025年にSPAR Expressが新規開店しました。
村で唯一の店舗として、地域の人々に新鮮な食品や日用品を提供しているそうです。
ちなみに、サッカーのトッテナム・ホットスパーFCとはまったく関係がないそうです!
まとめ
調査の結果、「ホットスパー」という名前の店舗は海外にも存在しないことが分かりました。
しかしSPARブランド自体は海外で驚くほど活発に営業を続けており、2025年現在も世界48カ国以上で新店舗をオープンし続けています!
懐かしいブランドが形を変えて世界各地で成長していると知って、なんだか嬉しい気持ちになりました。
日本では見かけなくなったSPARが、海外では「SPAR Express」として現代的なコンビニスタイルで活躍しているなんておもしろいですね!

