街で見かける緑の制服のおじさんが、自転車に乗って駐車違反を取り締まっている姿はおなじみの光景ですが、実は車も使って取り締まりをしているって知ってました!?
自転車でサクサクと移動する姿しか見たことがなかったので、車に乗っている緑のおじさんを見た時はホントにびっくりしました。
でも考えてみれば、広いエリアを効率的にパトロールするには車の方が便利な場面もありそう!?
1. 緑のおじさんって一体誰なの?

緑のおじさんの正式な名前は「駐車監視員」で、警察から業務委託を受けて駐車違反の取り締まりを行っています!
平成18年(2006年)の道路交通法改正で、違法駐車の取り締まりが民間委託できるようになったんです。
それまでは警察官だけが取り締まりを行っていましたが、違法駐車があまりにも増えたため、民間の力を借りることになりました。
駐車監視員になるには、2日間の講習を受けて試験に合格し、駐車監視員資格者証を取得する必要があります。
18歳以上であれば誰でもなれる職業で、多くは警備会社などに所属しているんです。
業務中は「みなし公務員」として扱われるため、暴行や脅迫を受けた場合は公務執行妨害が成立します。
2. なぜ車も使って取り締まりするの?

駐車監視員が車を使う理由は、効率的な巡回を行うためなんです!
朝8時頃から夜9時頃まで活動し、時には深夜帯に巡回することもある中で、自転車だけだと移動に時間がかかってしまうエリアがあります。
特に悪天候の日や広範囲をカバーする必要がある郊外などでは、車での移動が実用的になります。
原則として2人1組で担当地域を巡回するため、限られた時間内で効率よく回るには車も重要な移動手段です。
・広いエリアの効率的な巡回
・悪天候時の移動手段
・時間内での業務完遂
・体力的な負担軽減
こうした理由から、自転車と車を使い分けているようですね。
正式名称:駐車監視員
業務:放置車両の確認と確認標章の取り付け
活動:2人1組で巡回
資格:駐車監視員資格者証が必要
3. 自転車と車の使い分けはどうなってる?
駐車監視員の移動手段は、巡回エリアの特性によって使い分けられています!
住宅街や商店街の細い道では自転車が活躍しますが、幹線道路沿いや大型施設周辺では車での巡回が効率的です。
各警察署が定める活動ガイドラインに従って、重点的に巡回する場所や時間帯が決められています。
車を使う場合でも、最終的には車から降りて徒歩で確認作業を行います。
一度に複数台の違反車両をチェックできる利点がある一方、車を停める場所を選ぶ必要があるため、狭い道での取り締まりは自転車の方が便利です。
見た目のインパクトは自転車の方がありますが、車での取り締まりもごく普通に行われているんです。
4. 車での取り締まりってどんな感じ?

車での取り締まり作業も基本的な流れは自転車と同じですが、ちょっとした違いがあります!
車の場合は適切な場所に駐車してから徒歩で現場に向かい、放置車両の確認を行います。
携行端末を操作して「放置車両確認標章」という黄色いステッカーを発行し、車両に貼り付けて写真撮影するまでが一連の作業です。
ただし、駐車監視員ができるのは違反の確認と標章の取り付けだけで、警察官のように反則キップを切ったり、車両の移動指示を出したりすることはできません。
1. 違反車両を発見
2. 安全な場所に車を駐車
3. 徒歩で現場へ移動
4. 確認・記録・撮影作業
意外と普通の手順で、自転車での取り締まりとそれほど変わらないようですね。
まとめ
緑のおじさんが車も使って駐禁取り締まりをしているなんて、最初はホントに驚きでした!
でも効率性や広範囲のカバーを考えると、自転車と車を使い分けるのは理にかなった方法です。
住宅街では自転車でもっさりと移動し、広いエリアでは車で効率的にパトロールしているんですね。
これからは緑のおじさんを見かけた時、どんな移動手段を使っているかも注目してみようと思います!

